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トラリピ ハーフ&ハーフとは

この記事では、トラリピの手法『ハーフ&ハーフ』について解説していきます。中級者向けと言われてますが、その仕組みを理解してしまえばすぐに使えますので、ぜひ活用してください。

『ハーフ&ハーフの仕組み』

トラリピのハーフ&ハーフとは、トラリピを仕掛けるレンジを決めたらそのレンジを中間値で2つに分け、中間値から上では売り、下では買いを稼働させる方法です。この設定により、価格が中央値に近づくにつれ利益が発生することになります。

基本的にレンジ相場の通貨ペアには、このハーフ&ハーフがおすすめです。

ハーフ&ハーフ手法のメリット

・必要証拠金が少なく、資金効率がいい

ハーフ&ハーフは『売りトラリピ』と『買いトラリピ』を両方稼働させるため、いわゆる両建てに当てはまります。この場合、売り買いどちらか高いほう一方のみが必要になるため、レンジ全体を売りもしくは買いのみで稼働させる場合に比べ、カバーレンジに対して必要証拠金が少なくて済みます。

・最大評価損失が少なく、心理的に負担が少なくなる

設定したレンジに対して、買い及び売りのポジションは半分ずつになり、また片方が含み損を抱えている状態の場合、片方は0ポジションになりますので、レンジ幅全てを買い(もしくは売り)で設定した場合より、圧倒的に最大評価損失(含み損)が小さくなります。

いくら事前のシミュレーションで想定していた範囲内だとしても、大きな含み損を抱えると、多少なり不安がついて回ります。自動売買は長期投資ですので、何か月もその不安を抱えたまま過ごさなければなりません。それを解消できる事はハーフ&ハーフ手法の大きなメリットとなります。

ハーフ&ハーフ手法のデメリット

・レンジの上にも下にもロスカットのリスクがある

例えば買いトラリピの場合、価格が下がり続ければやがて強制ロスカットになります。逆に売りトラリピの場合は上にロスカットリスクがあります。ハーフ&ハーフの場合は、買いも売りも稼働させますので、レンジの上下どちらにもそのリスクが発生します。

・マイナススワップが発生する

たとえば米ドル円の場合、買いトラリピでのスワップポイント+1円、に対し売りトラリピのスワップポイントは-86円です(2021年12月現在)。買いのレンジ中は問題ないのですが、売りのレンジ中は常にマイナススワップが発生し続けます。マイナススワップが大きい通貨ペアは注意が必要です。

ハーフ&ハーフの手順

①レンジを決める

まずトラリピを稼働させる価格範囲(レンジ)を設定します。

レンジの設定は人それぞれで、正解はありません。レンジが狭すぎると、レンジ外にいる時間が長くなり利益が減ってしまいます。逆にレンジが広すぎるとその分トラップが増えるため、資金が必要になります。

ここで豪ドル/NZドルのレンジを見てみましょう。

豪ドル/NZドルの価格は2013年以降、1.14~1.00のレンジで推移しています。

過去には1.37付近まで上昇していますが、この価格を含めるか含めないかで、必要証拠金が大きく変わってきます。

1.14~1.00のレンジの中で、1.12より上の滞在時間は短いと考え、私は1.12~1.00を稼働レンジに設定してみました。

②中間値を決める

稼働レンジが決まったら、次は売りトラリピと買いトラリピの中間値を決めます。

上記1.12より上の滞在時間が短いのと同様、1.02より下の滞在時間も短いので、中間値は若干上でもいいんですが、ちょうど半値の1.06に設定しました。

③売り買い、それぞれどの価格まで耐えられるか設定する

レンジと、中間値が決まったら、売り買い双方のロスカットレートを設定します。ロスカットレートは注文金額(一回のポジションで保有する枚数)・トラップ本数(トラップの間隔)に対し、運用予算額によって決まります。

詳しい設定は別の記事でまとめますが、買いトラリピのロスカットレートを0.98、売りトラリピのロスカットレートを1.38と設定しました。

例えば売りトラリピのロスカットレートを1.14に設定すれば、より資金効率は上がりますが、その分リスクも上昇します。

ロスカットレートは各々リスクとリターンのバランスを考え設定しましょう。

ハーフ&ハーフが向いていない相場

ハーフ&ハーフは価格が行ったり来たりするレンジ相場に向いており、価格が上がり続けるまた下がり続けるトレンド相場では、どちらに行ってもロスカットのリスクが発生するため、向いておりません。

例えば上がり続ける米国株や、下がり続けるトルコリラなどはには使わない方が賢明だといえます。

トルコリラ円 週足チャート

まとめ

トラリピ ハーフ&ハーフについて解説いたしましたが、この記事で使用したチャートは豪ドル/NZドルの月足チャートです。豪ドル/NZドルはトラリピに最も向いている通貨ペアのひとつです。理由は見ての通りここ数年狭いレンジ相場が続いているからです。

デメリットのわりにメリットが大きいので、使わない手はないんですが、どのように設定するかはじっくり考えて稼働させた方がよいでしょう。

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