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FX自動売買とは
FX自動売買は、売買のルールを先に決めるだけで稼働してしまえば、売買を自動で行ってくれるシステムです。
裁量取引で初心者が勝てない理由は、知識と経験不足からエントリーポイントがわからない(もしくは間違っている)ことや、感情的な取引をしてしまったり、損切ができなかったり。。
自動売買では、エントリーポイントを分析しなくても大丈夫ですし、取引に感情的な要素は含まれません。
ここではFX自動売買の主なメリットとデメリットを3つずつ説明させていただきます。
メリット
投資に時間を使わなくて済む。
売買システムを一度組んでしまえば、あとは機械が自動的に売買してくれるため、四六時中チャートを見ている必要が無くなります。
24時間ずっと稼働してくれていますので、投資機会を逃さず取引できます。
感情に左右されない
自分でエントリーする裁量取引ではよく、
「自分が買ったら毎回下がる・・・」
「逆に売ったら、今度は上がる・・・」
なんてことがよくあります。
ポジションが含み損を抱えると、気持ちが滅入り、焦って思うような取引ができなくなります。自動売買は決められたルール通りに売買されるため、非合理的なトレードがなくなります。
専門知識や分析が必要ない
FX裁量取引で必要なテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の知識は自動売買では必要ありません。過去の値動きから、自動売買の設定を決めるだけです。また、すでに実績のある有名トレーダーのアルゴリズムを選んで使うこともできます。
デメリット
手数料が若干高い
自動売買を提供するFX会社のスプレッドは、裁量取引をメインに行うFX会社のスプレッドに比べると広く設定されているため、1取引ごとの手数料が高くなります。
相場が急に変化した場合に対応ができない
FXの自動売買システムを一度稼働させてしまうと、相場が急速に変化した場合、その変動に臨機応変な対応ができないところがあります。
自動売買といっても、完全にほったらかしというわけではありません。相場は常に変化していくもので、その変化によって稼働させているシステムも更新していかなければなりません。
短期間で大きく稼げない
FX自動売買は、レンジ内に小ロットのポジションを広く配置させ、コツコツ利益を積み上げる手法です。
1回の取引で数万・数十万という利益を上げる手法ではないため、短時間で稼ぎたいと考えている方には向きません。
まとめ
以上、メリット・デメリットを踏まえた上で、初心者がFX自動売買で気を付けるポイントは、
余剰資金・少額で始める
どんな投資でもいえることですが、まずは余剰資金を用意しましょう。
『無くなっても困らない程度の資金』で小額から、設定してみてください。
といっても自動売買はある程度のポジションをとって待つ手法なのであまり資金が少なすぎるとシステム構築に無理が出てきます。
私的には30万くらいは用意したいところです。
FXの基礎の勉強する
FX自動売買のメリットでテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の能力は必要ないといいましたが、全くの知識ゼロで始めるのは危険です。
相場は『トレンド相場とレンジ相場がある』事やどのようなニュースでどう動くのかという基本的な知識は必要になってきます。
相場の変動を見極め、変化に応じた設定の修正を入れたり、売買ルールの変更をしていく必要がありますので、最低限のFXの知識は身に着けておいて損はないでしょう。