FXは基本的にどの取引業者も、手数料は無料です。
例外もありますが、現在主要な国内FX会社はほとんど手数料は掛かりません。
ただし、手数料はかかりませんが、スプレッドというものがあります。
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スプレッドってなに?
スプレッドとは通貨の売値レートと買値レートの差の事です。
こちははGMOクリック証券のFX(米ドル/円)の取引画面ですが、

左が売値、右が買値で、0.2銭(0.002円)の差があります。
1ドル110.202円で買って、レートが変動しないうちに売ったとしても、
1ドル110.200円になりますので、0.2銭の損失になります。
この0.2銭がスプレッドと呼ばれ、実質の手数料になります。
スプレッドは常に一定?
スプレッドは取引業者によってそれぞれ決められており、さらにそれぞれの通貨ペアによって異なります。
例えばUSD/JPY(米国ドル/日本円)のスプレッドはどの業者も最も狭く、
その次にEUR/USD(ユーロ/米国ドル)、EUR/JPY(ユーロ/日本円)の順に広くなっていくのが一般的です。
また、通貨ペア以外に取引時間や重要な発表の前後など、一時的にスプレッド広がる場合があります。
スプレッドが広がる時間
基本的に一定に設定されているスプレッドですが、変動する時間帯があります。
それはニューヨーク市場が終わり、オセアニア市場が始まる時間外です。
日本時間で午前5時~8時くらいの間の時間になります。
この時間は1日の中で一番相場の流動性が低い時間帯です。
スキャルピングやデイトレードの取引スタイルの場合はこのスプレッドが広がる時間帯は注意が必要です。
スプレッドの計算方法
上記の説明で挙げたGMOクリック証券の場合、スプレッドが0.2銭ですが、これは1通貨での話です。
FX会社によって最小取引単位は変わってきますが、10,000通貨の場合0.2銭×10,000通貨=20円となります。
ポンド円などの場合スプレッドが1銭のFX会社がありますが、この場合は100円になります。
pipsとは?
pipsとはFXの共通単位として使われるもので、ドル円・ユーロ円・豪ドル円などのクロス円と呼ばれる取引では、
1pips=0.01円(1銭)となります。
またユーロドル・ポンドドルなどでは
1pips=0.0001ドルとなります。
ドル円で100円から101円に1円動いたら100pips、ユーロドルでは1.20から1.21に0.01米ドル動いたら100pipsとなり、クロス円以外の通貨でもわかりやすいように用意されているのがこのpipsという単位です。