2019年1月3日の早朝。
フラッシュクラッシュと呼ばれる大暴落が発生しました。
108円台をうろうろしていたドル円は一気に104円台まで下落。
それに伴い、それぞれ各通貨ペアも急変動し、
多くの個人投資家が強制ロスカットされました。
このフラッシュクラッシュと呼ばれる現象は何なのか、どのように起こるのか、そして対策方法などを紹介していきます。
【CONTENTS】
フラッシュクラッシュの原因は?
2019年1月2日、アップルが2018年10月~12月の売り上げ予想を下方修正しました。これはのちに『アップルショック』と呼ばれるようになりました。
GAFAの一角であるアップルの売上動向はもはや世界景気を左右するほどであり、この報道を受け1月3日(日本時間)早朝フラッシュクラッシュへとつながりました。
ただし、この『アップルショック』だけがフラッシュクラッシュを引き起こしたわけではありません。
実は2018年12月から急激な下降トレンドが発生していました。
その流れの中、アップルによる下方修正の発表があり、1月3日早朝の薄商いの中、暴落が始まりました。
『アルゴリズム取引』と『高頻度取引』
現在の市場では、経済イベントなどの情報やマーケットの価格推移・出来高などをAIが分析し、自動で売り買いする取引をアルゴリズム取引といいます。
現在、機関投資家はこのアルゴリズム取引を用い、この自動的な売買が